社長ブログ

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社長スペシャル

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伊勢角屋麦酒 社長の鈴木成宗です。

本日、ビールの仕込みを行っています。

二年前に現在の弊社の主力プラントがある下野工場が稼働して以降、これまで仕込みには手を出しては来ませんでした。と言いますのは、下野工場のRolec社製のBrew House(仕込み装置)は、長年使いなれた神久工場のものとは違ってフルオートメーションですので、オペレーションを覚えるには、かなりの時間がかかることが予想されました。工場移転の大変な時期に、下手に手を出して、ブルワー達の足手まといになるより、社長としてやるべき作業に集中しようと思い、稼働以降もビールの品質やレシピには口を出しつつも、自ら仕込に携わることは控えてきました。

そのわたしが、今日なぜビールの仕込みを行っているのか。

それは、社長スペシャルシリーズの復活を決めたからです。

長年の伊勢角屋麦酒ファンの方は、ご存じかと思いますが、伊勢角屋麦酒には以前はわたしじしんがレシピを書き、わたし自身が仕込みを行う社長スペシャルというシリーズがありました。やるからには、常に新しい技術的な挑戦をするということを自らに課し、野生の菌叢を使ったビールや、水質調整方法を全く変えたビール、出汁をふんだんに使ったビールなど、手前味噌ながらなかなか画期的なビールを生み出してきました。

これを復活しようということになり、今、まさに仕込みを行っています。

とはいっても、下野工場のプラントオペレーションははじめてですので、ブルワーさんたちに手取り足取り教えてもらいながら進めています。

 

 

ビールの仕込み、やはり何より楽しい!

マーケティング上はきっと

問題だらけなのでしょうが、そもそもビールを造りたくて創業したので、わたしにとってビールを造ることが楽し

いのは当たり前で、今日はほんとうに至福の時間を味わっています。

今日仕込んでいる社長スペシャルは、久しぶりということあり、ビールのレシピに関する勘も鈍っているうえに、プラント特性もいまいちわからないこともあって、コーナーぎりぎりを攻めることはしませんでした。それでも、ちょうど今上がってきた一番麦汁の糖度が23.8プラートとだといえば、少し詳しい方はちょっと普通ではないビールだということは容易に想像していただけるのではないかと思います。

社長スペシャルに関する情報は、時折出していきますのでご期待ください。