【 ISEKADOコラム 】ISEKADOの看板「ペールエール」
みなさまこんにちは。ISEKADOの中の人です。
早速ではありますが、今後はぼちぼちと【 ISEKADOコラム 】を配信していきたいと思います。
記念すべき第1回を何にしようかなと思っていたあのですが
タイトルをご覧になってわかる通り、
やっぱり一番初めは「イセペ」でしょ。ということで
ISEKADOのペールエールとはなんぞや、をご紹介いたします。
” ISEKADOの看板ビールです! ” とお答えすると思いますが
そもそもなぜイセペが看板ビールになったのかは
ご存じでない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それについては、鈴木に突撃インタビューをして
短くまとめた動画があるので、ぜひこちらもご覧いただければと思います。
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まとめると、
① 1997年のISEKADO創業時に初めて造ったビールだったこと
② 創業当時からの目標だった「ビールで世界のタイトルを獲る」ということを実現したビールだったこと
という理由から、創業から現在に至るまで
代が変わっても変わらずに造り続け、皆さまに愛されてきたから
ということです。
「アメリカンスタイルペールエール」
と記載されています。
わざわざアメリカンスタイルと言う所から想像するに、
別のものがあるのに違いないと思った方もいっらっしゃることでしょう。
その通り、ペールエールというのは、元々はイギリス発祥のスタイルです。
当時よく飲まれていたのビールは褐色だったので、
それと比較して「ペール (=淡い) エール」と呼ばれるようになりました。その後、ペールエールがアメリカに渡り
アメリカ産ホップの特徴である柑橘系のホップの香りが
華やかに感じられる「アメリカンスタイルペールーエール」が誕生しました。余談ですが、「柑橘の香り」とありますが
個人的には、果汁の香りというよりも「柑橘の皮を剥いたすぐあとの香り」というイメージです。
ちょっと苦みもあって、でも爽やかで華やかな香りがあって…。
ぜひ、次回飲んだ時にその感じも楽しんでいただければと思います。
イセペが初めて世界に認めていただいたのは、
2001年の「ジャパン・ビア・カップ」でした。
これは銀賞での入賞でしたが、
初めて金賞を受賞したのは2002年の同大会でした。
そしてさらに翌年の2003年には
「Australian International Beer Awards 2003」で金賞を受賞しました。鈴木がISEKADOを創業する際、
「5年で世界最高のタイトル (=Gold Awards) を獲る」と決めていたそうです。
実際には6年かかりましたが、ペールエールでその願いを叶えることとなりました。
少し話がそれますが…
鈴木がISEKADOを創業したのは
「夏場に餅が売れないから、何か代わりの商品が必要だ」
を周りを言いくるめたのが始まりでした。
実際には、
「酵母ともっと遊びたい」という好奇心が大きかったようですが…。
そこで、いわゆる第一次地ビールブームに乗っかったのがISEKADOの始まりでした。そんな、地ビールが何者かも分からない人が多い中、
周りのスタッフはぽかんとしていたそうです。そういうわけで、イセペというのは私たちの歴史を語る上で
欠かせない存在ということです。ちなみに、ペールエールの受賞数を調べてみたところ49個でした!
「こんなのもあったよなあ」なペールエールな限定ビールをいくつかルックバックしていきましょう!
24周年記念ビールとして、2021年に発売したビールでした。
1997年の大瓶で販売していたころのラベルを再現した、ちょっとレトロな感じです。
イセペはISEKADOの看板ビールと言いながら、
創業からずっと同じものを作り続けてきたわけではありません。
時代ごとに移っていくトレンドに合わせて、常に進化してきたのがイセペです。
メインには「Cascade (カスケード)」というホップを使用していて、
近年のライトめな飲み口とは異なり、しっかりとした味わいも再現していました。
中の人は、映画『Back to the Future』が大好きで
車の鍵にもキーホルダーを付けているくらいなのですが、
(生憎わたしの車は空も飛ばないしタイムトラベルもしません。88マイル以上出しても大丈夫です。)
そのパターンのラベルも見てみたかったな、と勝手に思っております。
なんやかんや、Part1が一番好きです。
トロピカルで爽快なペールエールでした。
これも2021年4月発売だったのですが、前年の12月にリリースした
「Tropic Boost IPA」で確率した「香り持続法」を横展開して
軽やかでトロピカルな味わいがたまりませんでした。
今年もオンラインショップでは早々に完売してしまいました。
さくらと言いつつも、桜の花や葉が入っているわけではないので
桜餅のような味わいはしません。
ISEKADOが加入している「花酵母研究会」から取り寄せた
桜の花から採取した酵母を使用しています。
昔は「はなきんシリーズ」で展開したりもしました。
毎年リリースしていますが、毎年ずっと同じレシピで仕込んでいるわけではありません。
今年は、お客様のお声を反映してテイストをリニューアル。
さくらの名前のイメージに合致するように、
砂糖漬けのチェリーのようなアロマが特徴のホップHBC630を使用しました。
今年飲めなかったかたはぜひ、来年の春をお楽しみに…!
このコラムの中で少しでもイセペに愛着を持っていただけれれば嬉しいなと思います。
どこかで見かけたとき、ぜひお手に取ってみていただければと思います。
それでは、今回のISEKADOコラムはこの辺で。
ご精読ありがとうございました!
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