ブルワーからのコメント

最近のアメリカのスーパーブルワリーの輸入ラッシュで色々飲んでみて、刺激を受けて、バキバキの東海岸的Hazy IPAを作ってみたいな、と思ったのが事の発端。

わからないなりに、伊勢角に蓄積されてきたノウハウ×最近注目している小技×経験がないが故の思い切り、で、いっちょやらかしてみました。

完全に伊勢角のレンジから外れたビールを生み出してしまって、、、
反省はしているけれど、後悔はしていない。というのが現在の所感ですが.....

またやりたいですね🐴💗　   山宮 拓馬

DDH Mosaic Cryo Hazy DIPAのきっかけ

佐々木元工場長が書いた限定ビール「DDH Citra Hazy IPA」が本当に美味しくて、それを超える最高にジューシーかつスムーズなHazy IPAを作りたいと思い、レシピを組みました。今回は「Citra」と並んで伊勢角でメインに使用しているアロマホップ「Mosaic」にフィーチャーしています。その「Mosaic」の濃縮ホップであるクライオホップを通常の2倍量使用し、本場アメリカ東海岸のブルワリーのような、濃厚ジューシーなHazy IPAを目指しました。

レシピ作成　 山宮 拓馬

DDH Mosaic Cryo Hazy DIPAのこだわり

クライオホップとは、ホップの苦みや香りのもととなる成分であるルプリンのみを抽出し、ペレット状にした濃縮ホップ。通常のペレットホップに比べて、少量で豊かなアロマ・フレーバーを付与することができます。

クライオホップは物理的性状が通常のホップと異なるため、渋みが出やすく、本来有する香り成分を引き出すのに苦労してきましたが、今回新たなホップ投入方法に挑戦し、渋みを抑え、華やかなホップの香りを楽しめる濃厚なHazy IPAを実現しました。

DDH Mosaic Cryo Hazy DIPAの味わい

「Mosaic」は複雑なアロマプロファイルが特徴で、ブルーベリーのようなフルーツ香、南国フルーツのようなトロピカルなアロマ、心落ち着くフローラルな香りが感じられます。フルーティでトロピカルな王道アロマホップ「Mosaic」の魅力をより一層体感していただけると思います。

プロフィール

名称:DDH Mosaic Cryo Hazy DIPA（ディーディーエッチ・モザイク・クライオ・ヘイジー ダブルアイピーエー）

ALC8.0%

IBU60

スタイルジューシーorヘイジーIPA

飲み頃温度5～8℃

原材料大麦麦芽、小麦麦芽、小麦、ホップ

コク　★★★★★

キレ　★★

※IBU=International Bitterness Units(国際苦味単位）

IBUとはビールの苦味の程度を測る単位です。IBUは、ビールの苦味の成分の中でもっとも苦くかつ量の多いイソフムロンの割合（ppm単位）として定義されるものです。