台風24号
伊勢角屋麦酒ビールファンの皆様
こんにちは。日頃のご愛顧に心から感謝申し上げます。
さて、強い台風24号が日本列島を駆け抜けて行きましたが、皆様の被害が小さかったことを祈っています。
当社の下野工場は海に近いため、今回、高潮と暴風による被害が心配でした。私が運悪く東京にいるため、当社では取締役本部長の岡田が自ら志願して下野工場に泊まり込んでくれました。夕方に地域一帯に避難勧告が出ていることを知り、慌てて連絡して帰宅を促したのですが、そのまま泊まり込んでくれた彼の男気に感謝していますと共に、彼の無事を本当にほっとしています。ただ、無事でよかったものの社長としてあの時もっと強く帰宅を命じるべきでなかったのかと今自責の念にからています。
岡田本部長からは夜半に工場が停電になったと連絡がありました。
当社の下野工場には4000ℓファーメンター10基と2000ℓファーメンター5基に発酵や熟成中のビールが入っていて、発酵中は20度前後、熟成中のものは2℃前後の適切な温度に保たれていますが、このまま何日か電力が復旧しないと温度の維持ができずこれらすべてを捨てざるを得なくなるところでした。
心配で眠れぬ夜を過ごしましたがおかげさまと数時間で復旧し、温度上昇も0.5℃ということで、品質に影響を与えることはなさそうでホッとしてます。
もし気温の高い真夏の昼間だったら、もし今回の停電が2,3日続いたら、もし停電によって制御系が故障していたらと思うとぞっとします。朝から知り合いの工務店さんに電話して停電の際のバックアップの電源の手配をお願いしたところです。
下は停電中の下野工場のファーメンターです。
ビールが無事でいてくれて良かった。
そして、現在、全社員およびパートさん方の安否確認とご自宅の被害状況を確認していますが、どうやら皆さんご無事で被害も小さそうでホッとしています。
停電中の真っ暗な工場内。
ライターの明かりでかすかに見えるファーメンター。
良かったみんな無事で。