Ise Kadoya Beer Shimono Brewery いよいよ着工
伊勢角屋麦酒ファンの皆様
こんにちは。社長の鈴木成宗です。日頃のご愛顧に心から感謝申し上げます。
現在、伊勢角屋麦酒は、生産キャパシティーを大きく超える需要をいただいておりますことから、多くのお客様のご要望にお応えできずにおります。これは大変ありがたく、もったいなことであります一方で、「イセカドはいつも欠品している。」というお声もいただき、申し訳なくも思ってまいりました。また、海外からも多くのお取引のお声をいただいておりますが、現在、全くと言っていいほどお応えできずにおります。
そこで、皆様方のご要望にお応えすべく、一昨年から新しいBreweryの建設の計画を進めてまいりました。
熟考を重ねたうえで、一昨年の12月に、伊勢市内に400坪の建物2棟を取得し、ここに新工場を建設することにし、翌年春には、ROLEC Prozess-und Brautechnik GmbH社に40hL Brewing Systemを発注し、急ピッチで新工場の計画を進めてきました。ROLECとのやり取りは、基本的に全て英語で、私は、海外のビールの審査会などで日頃から英語を使う機会は多いので日常会話程度なら不自由は無いのですが、今回のように多岐に渡る調整が必要なプラントでしかも高額な契約の打合せを全てメールと電話の英語で行うのははじめての経験で、非常に神経をすり減らす仕事でした。
先週、発注してあったRolec社のプラントがドイツを出港し、新工場の予定地でも受入れ側の準備が始まりました。新しく買った物件は、2棟とも元は太陽光パネルの倉庫であったため、床のコンクリート厚が15cmしかなく、大きなプラントやファーメンターの荷重を支えるには脆弱ですので、大きな荷重がかかる部分は、一旦コンクリートをはがして、下の土を削ったうえで、圧さ30cmのダブル配筋のコンクリートを打ち直します。その工事がいよいよ始まりました。
7月の稼働までにまだまだ沢山の調整を行っていかなくてはなりませんが、南勢建築設計様、山信工業様という本当に心強い協力業者様に恵まれ、また、良く動いてくれている当社の社員達に助けてもらいながらこれからも進めていこうと思います。
この建設の様子は時々アップしてきたいと思いますので、楽しみにしてください。