近況のご報告
伊勢加角屋麦酒ファンのみなさま
こんにちは。社長の鈴木成宗です。日頃のご愛顧に深く感謝申し上げます。
さて、ご心配とご迷惑をおかけしております新工場でのビールの品質調整ですが、ようやくにしてどうやら勘所が判ってきました。ファンの皆様やお取引先様には随分とご心配とご迷惑をおかけいたしましたが、おそらく来月からは安定した品質のものが醸造でき、12月には安定供給ができるのではないかと考えております。当初は新しいプラントでの品質の調整には半年程度かかるのではないかと思っていましたので、実質3か月程度でどうやら目途が立ってきたことにホッとしています。
私の見込みが甘かったのですが、実は、このペースでも何とか大丈夫だと踏んでいたのです。ところが、幸か不幸か8月から9月にかけて日経プラスワンでチェコ人が選ぶ日本のクラフトビールエール分門一位になったり、ワールドビジネスサテライトに登場したりと想定外にまた実力以上に目立ってしまい、結果的に市場で伊勢角屋麦酒の大欠品を起こし、品質調整が待ったなしになってしまったのです。私の見込み違いで、皆様には本当にご不便とご心配をおかけしてしまい改めて深くお詫び申し上げます。
沢山取り上げていただいたのは本当に有難く、また、嬉しいことなのですが、タイミングが悪く旧工場から新工場にプラントを動かしている最中で生産力が落ちているうえに、新工場の品質調整もようやくこれから進めようかいうところでしたので、社内的にも大きな混乱をきたしました。
伊勢角屋麦酒ブルワリースタッフの総力を結集し、併せて、社外のいろいろな方のお力もお借りし、ようやく、どうやら勘所がわかってきたと皆様にお伝えできることを本当にうれしく安堵しております。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
また、お取引各社・各店様、伊勢角屋麦酒ファンの皆様、本当にご心配をおかけしました。
また、長らくお待ちいただきありがとうございました。
あともう少しだけお待ちください。
もう一つ近況をお伝えしたいと思います。
私には長らく私の専属スタッフが居ました。(過去形です)
一人は現執行役員・総務部長の松岡嘉広。彼は、途中入社組で、ビヤグラ副店長から当社でのキャリアをスタートしました。この数年は、企画室長、社長室長、執行役員・社長室長と歴任する間、私のスタッフとして働いてくれました。私の苦手な細かい根気のいる作業ができ、また、多方面から物事を見ることができる男で、ラベルデザインや数字の加工などの仕事もしながら、私の補佐役として実によくやってくれたのですが、今年8月に新工場に事務所を移転した際に本人の希望もあり7年か8年ぶりに総務部長として現場に出てもらいました。長く私の側近中の側近でしたので、私自身は右腕が無くなった感じです。
加えて、秘書の樋口珠巳も、この数か月は事務所の戦力を補うために現場で仕事をしてもらっていますので、松岡、樋口という二人がおらず、私は現在、社内男やもめ状態です。「男鰥夫に蛆が湧き」なんて言いますが、やっつけてもやっつけても山積みになっていく仕事と、複雑に絡むスケジュールに更に上からかぶせる様に入ってくる案件の山に呆然とする日もあります。
とは言いつつも、現在当社は正念場で、全員で全力疾走していますので、私も歯を食いしばって走り切ろうと思っています。
なりふり構わず走っていますので、社内外ともに中には気が回らずに失礼をいたしていることもあろうかと思いますが、どうかご容赦いただきますようにお願いいたします。
今日から東京、奄美大島、沖縄本島、そして離島と回る強行軍の出張に出ます。途中、式典での基調講演アリ、無人島でのビール酵母の採取アリと気温差も仕事の質の差も大きく、結構負荷の大きな出張ですが、一日でも無駄にできないのでギリギリの日程で行ってきます。
頑張ります。
今後共、どうかよろしくお願いいたします。