伊勢角屋麦酒ブログ

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社長スペシャル NEW JAPANESE DASHI ALE

伊勢角屋麦酒 ファンの皆様 こんにちは。

伊勢角屋麦酒 社長の鈴木成宗です。日頃のご愛顧に心から感謝申しげます。

さて、伊勢角屋麦酒ファンの皆様の中でも特に古くからのお客様方はご存知の方も多いと思いますが、伊勢角屋麦酒の限定ビールの中に「社長スペシャル」というシリーズがあり、2年に一回くらい忘れたころにリリースされます。これは、私自身が、気が向いた時に自分が飲みたいビール、つくって見たいビールをつくるシリーズで、毎回、何かしら新しい技術的な挑戦をしています。

初代の樹液を菌叢として用いたFive Hop Imperial Wheat Ale Natural Yeast Type-YS は、野生酵母の利用をテーマとして、はじめて取り組んだビールです。

現在、当社は野生から単離した酵母をいくつ持っていますが、当時はまだ単離していないいろいろな微生物が混在した状態のものを菌叢に用いていました。

これはこれで面白かったですね。とても、ドライで複雑な香気特性を持っていました。

社長スペシャル第2弾のIIPAは当時一世を風靡していたDog Fish Headの120 minutes IPAに挑んどものでした。

10種類ものホップを用い、タイマーを横に置いて、120回に分けてホップを投入することで、沸き立つようなホップのアロマとフレーバーを実現することができました。この当時のIPAの主流は、ボディーも重く、香りも重厚なもので、現在の主流のIPAとは少し趣が違いますね。懐かしい一品です。

そして、今回仕込んだのは、仮称 NEW JAPANESE DASHI ALE

酵母には、理化学研究所で世界最強クラスのサイクロトロンの力を借りて作り出された「理研G酵母」を用い、日本の伝統的食材をふんだんに用いてホップの香りと調和を狙っています。

「日本人が、日本食に合うビールを日本の伝統技術を駆使して作るとどうなるか。」

という、難しい問題に敢えて挑んでみました。

ご期待ください。

 

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