みなさん

こんにちは。

伊勢角屋麦酒　社長の鈴木成宗です。

昨日、今日の二日間、２０２１年４月新卒入社希望者向けの会社説明会を行ってます。

コロナウイルスの感染拡大が広がり、各地でイベントが自粛される中、わざわざ伊勢に集まっていただくことについて、果たして予定居通り開催すべきかどうか直前まで随分と悩みましたが、わずか１０名程度の集まりであることと、行程の大半が、工場の大きな空間や屋外での見学であり、手指のアルコール消毒なども徹底し、感染リスクを少しでもゼロに近づけることとして、開催を決定しました。

昨日も全国から素晴らしい若者たちが集まってくれました。

そして、今日もまた、全国から大学生・大学院生さん達が集まってくれます。

思えば餅屋の小せがれだった私がクラフトビール事業を立ち上げた当時は、将来、大学生、大学院生さんたちの新卒者を採用できるような会社になれるとは思っても居ませんでした。２０００年前後の私は、その時いるメンバーで食っていくだけでも精一杯のその日暮らしで、先のことは全く見えず、新卒新入社員を育てることや、彼らの人生の目標設定ができる舞台を造ることなど想像さえできませんでした。

こうして毎年大学生・大学院生さん達を全国から迎えることができるようになった今、当時を振り返ると隔世の感があります。今日に至るまで役員・社員のそれぞれが、ひとつずつ会社の礎を造ってきてくれたおかげだと思っています。深く感謝しています。既に袂を分かつことになったかつての社員さん達にいろいろな感謝の思いがあります。また、多くの同業ブルワリー様からはときに励ましあい、叱咤激励しつつここまでやってこれましたことにこの場をお借りして深く感謝の意を表します。何より長年伊勢角屋麦酒を支え続けていただいたお客様方に心から深く御礼をもうしあげ、なお一層、良いものを作り続けることをあらためて皆様に誓います。

時に増長し、時には必要以上に落ち込む、このデンツの多い面倒くさい私をときに厳しく叱責し、ときには励ましていただいた先輩諸氏、並びに友人たちに、そしてあきれつつも共に歩んで来てくれた家族に心から感謝を表します。

さあ、今日も大きな感謝の気持ちを抱いて若い彼らを迎えよう。

みんさんに、ありがとうと言って生きていけるように生きようと春の日差しをみて思います。