葛藤
伊勢角屋麦酒ファンの皆様 こんにちは。伊勢角屋麦酒社長の鈴木成宗です。日頃のご愛顧に心から感謝いたします。
さて、私、以前から講演や講義の依頼が多く、社の宣伝になることもあって、かつては、知人からの依頼であればなるべくお引き受けするようにしてきましたが、どうもこのところあまりに多く、先ほどこの10月以降のふた月ほどを振返ってみて驚きました。
EO名古屋の皆様に講演、代官山蔦屋書店トークショー出演、津中日文化講座クラフトビールを知る×2、会津大学ベンチャー基本講座講義、伊勢やまだ大学シンポジュームパネラー、酒類総合研究所ビール醸造セミナー講義、そして、今日夕方の島津業者会での講演と、実に8回。毎週1回のペースで、それも東は福島県会津大学から西は広島県酒類総合研究所まであちこちと。そりゃ忙しくもなるはずです。社長業の合間を縫ってやっているので、ちょっと減らしていかないと体がもたないなと思うのですが、一方で、実は、こうした講義、講演で話すことは、実に多くのメリットもあるのです。思いつくままに列挙しますと、一つは、会社や商品を多くの方に知っていただくことができること。二つ目は、話内容や相手がいつも多少違うため、そのたびに内容を精査するので頭の中にあるバラバラな情報を完璧に体系化することができること。三つ目は、それぞれの聞き手に対して、いかに判りやすくあるいは印象に残りやすく話すか考える癖がつくこと。四つ目は、主催者や時には聞いている方と人脈ができ、後々それが活きてくることが多いこと。五つ目は、質疑応答などのフィードバックが勉強になること。こうしたメリットもあるためにこれまで多くの講演依頼を引き受けてきたように思います。
しかし、現役の社長業をしている以上は、これ以上は無理ですし、むしろ減らしたい。
そこで、決めました。
講義・講演も社業の一つとして行うことにしました。即ち収益事業です。
ですから、これまでは講演料や講義料も相手の気持ち次第で手弁当のことも多かったのですが、これからは定価を決めて講演料をいただくことにします。おもえば、手弁当のところもあれば時給20万円計算で講演料をいただくこともありましたので、もらわないときがあるというのは逆に払っていただいていたところに申し訳なかったなと思います。
講演料を払ってもいいというところについて、今後、お引き受けしていきましょう。
社長業と講演の両立には、講演も社長業にするのが一番。そして、定価は、時給10万円+交通宿泊費。
あ!書いているうちに葛藤が解決してしまいました。