情報共有のリアルタイム化
伊勢角屋麦酒ファンの皆様
こんにちは。社長の鈴木です。日頃のご愛顧に深く感謝申し上げます。
一昨年夏に現在の伊勢角屋麦酒主力工場である下野工場が稼働してから一年半がたちました。事務所や配送センター機能もこちらに集約しましたので、大引越になりましたが、広々とした新しいブルワリーや社屋で、のびのびと仕事ができるようになりました。(もっとも、設計の関係で、私の社長室だけは従来より少々狭くなりましたが・・。)
引っ越し当初は、新工場で作るビールの品質調整に随分と手間取りましたが、半年ほどで、従来の工場の品質を超えることができ、世界最高峰といわれる品評会でも金賞を二連覇することができました。以降は、それまでなかなか手が付けられなかったいろいろな取組をすすめてきました。
クラフトビール事業部全体で定着したものだけでも、大卒新卒採用者の定着化、朝礼の改革(経営理念や行動指針の唱和に、連絡事項の共有、そしてハイタッチで一日を始める)、働き方改革の断行(徹底的にホワイト化を追求)、環境整備点検の制度化、タブレットでのチェックシートの導入、などなど。さらに、ブルワリーでは、上記に加え、品質チェックのより高度なシステム化や、新人教育のためのマニュアルつくり、リアルタイムPCRを用いた環境の清浄度チェックなども始まりました。
情報をできる限り共有していくために、事務所の壁に情報を張りだしていたら、だんだんと壁がいっぱいになってきました(笑)そこで、先日、導入したのが、55インチのモニターです。現在は、このモニターに、毎日、お客様からの声や、共有したい情報など書き込んで共有しています。
タブレットのチェックシートしかり、このモニターでの情報共有しかりですが、紙にプリントアウトすると情報は固定化してしまいアップデートが面倒になり、結果、折角貼りだしてあっても情報は遅れがちになりますが、電子端末での情報は、可塑性があるというか、いつでも自由に書き換えられる柔軟性があり、スピード感はまるで別物です。
こうして、日々、気が付いた改善を進めているだけですが、一年半を振り返ってみますと隔世の感があります。
それぞれを担当してくれているスタッフのみなさんに感謝しつつ、私自身も50を過ぎて衰えを感じ始めた頭に鞭打ってこのスピード感にしっかりついていこうと思います。
進化のスピードが一段と上がってきた私たち伊勢角屋麦酒を今後共どうぞよろしくお願い致します。