伊勢角はなきんシリーズ
イセカドブログをご覧のみなさま
はじめまして。伊勢角屋麦酒でブルワー(醸造士)をしている
金澤春香と申します。
造り手より色々な情報をお伝えしていければと思っておりますので
これからどうぞよろしくお願い致します!
今回は私が開発を担当している
“はなきんシリーズ”のビールについてお話しようと思います。
昨年8月にリリースしたはなきんせぞんから現在発売中のはなきんびたーまでで、全6種リリースしました。
現在醸造所のタンクでは7種目のはなきんひまわりが発酵中です。
このシリーズは農大花酵母という、東京農業大学の酒類学研究室で
花から採取分離された天然酵母によって仕込まれています。
私がこの研究室で学生時代に花酵母の研究に携わっており、
ビール醸造に適した花酵母がきっとあるはず!いつか花酵母でビールを仕込みたい!
という学生時代からの思いがようやく実現し、このはなきんシリーズが誕生しました。
花酵母はずっと日本酒の蔵元さんで使用されており、ビール醸造に使用するのは
私たち伊勢角屋麦酒が初めてなのです。
ですので、まだまだ試行錯誤しながらではありますが、
季節やその時期にあるイベントに合わせた花酵母でビールを醸しています。
私たちの定番ビールが基本、ホップ感しっかり!苦味もしっかり!で
クラフトビールの飲み馴れた方に選んで頂きやすい商品設計なので、
はなきんシリーズは、今までクラフトビールを飲んだことがない方にも
受け入れて頂きやすい設計にしています。
(アルコール度数は基本4%。苦味も控えめ)
長くなってしまうので、また次回、花酵母の特徴などお伝えしたいと思います!