「伊勢角News」今日の仕事風景 CIP編
皆様こんにちわ。
ブルワーの佐々木です。
たまには趣味の話から始めます。
僕の趣味(家族以外の人生)はクラフトビール、音楽、サウナ、読書が占めています。
その中の読書は大学1年生から始めた趣味で、
それまで活字はコロコロコミックしか自発的に読んだことがありませんでした。笑
しかし、大学生になってこのまま何もしないと4年間無駄に過ごしてしまうという危機感から
1日1冊本を読もうと決め、主に興味のない授業の時間に読書をスタートさせました。
その結果、先生から教室から出てけとボロクソ怒られました。笑
最初は文章を読むのが苦手でしたのでただただ苦痛でしたが、
3ヶ月ほど経つと1冊あたり2-3時間で読むことができるようになり、
継続することの重要さを学びました。
いろんな本を読むことで多様な価値観に触れることができるのと
習得したいことについてプロのknow-howが書かれているので
習得のスピードがあがることがわかりました。
今でも本から仕事のヒントをもらうことが多くありますし、
伊勢角屋麦酒の社長もかなりの読書家なので、負けてられないと刺激を受けています。
さて、前置きが長くなりましたが、
本日の工場では醸造設備のCIPという業務を行っています。
CIP:Cleaning In Placeの略で定置洗浄と訳されます。
設備を分解せずに設備内部を洗浄剤などで自動的に洗浄を行うシステムです。
CIPは単純に掃除しているだけでなく
落としたい汚れに応じてアルカリ洗剤と酸洗剤を使い分けます。
また、洗浄剤の濃度、温度や洗浄剤を流す速度、時間によって洗浄度が変わってくるので
設備を清潔に保つには、これらの条件をうまく調整しなければなりません。
微生物の繁殖しやすい夏場は条件を厳しくするなど対策を行っています。
伊勢角屋麦酒では洗浄度を測る器械を用いて、完璧に洗浄できたかチェックをしています。
美味しいビールを造るには設備が清潔でなければならない。
おそらくビール造りで最も重要なことです。
基本を忠実に仕事をしていきたいと思います。
CIPの様子